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カーボンオフセットとは

カーボンオフセットとは、「炭素」という意味のカーボンと「埋め合わせ」という意味のオフセットを合わせた言葉です。

日常生活や日々の経済活動において排出されるCO2を、自らが削減する努力をし、どうしても削減仕切れない排出量を他の場所で削減された排出権(カーボンクレジット)を購入して埋め合わせを行うことや、直接排出量を抑える活動に投資することをカーボンオフセットといいます。

数ある温室効果ガスの中でも、地球温暖化の一番の原因と考えられいるのがCO2で、経済の成長とともに大気中のCO2濃度は増加傾向にあります。

IPCC第5次評価報告書(2014)によると、2100年の平均気温は最大で4.8℃も上昇すると言われており、気温の上昇以外に、海面の上昇や海の酸性化など、地球の生態系への悪影響が考えられています。

これらの背景から、企業や個人がCO2の排出を削減する必要性が高まっており、その手段として温室効果ガスのオフセット、特にカーボンオフセット(CO2の埋め合わせ)が注目を集めています。

SDGsの観点からも、企業が自身の排出量をオフセットするためにカーボンクレジットを購入するケースが増えており、需要の増加と共にカーボンクレジットの価格も上昇を続けています。

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